使ってビックリ!ICレコーダーの音声でも認識できる
今、音声認識が熱い。
日々AIが進化しているのに比例して音声認識も進化してきている。
特にGoogleドキュメントは簡単に使える上、精度も高いと評判だ。
事実、私はこれによって聞き起こしの作業時間が劇的に削減できた。
1時間のインタビュー音声を書き起こすのにたっぷり1日かけていたのが、1時間で終わるようになったのだ。
ただ、音声入力は実用に耐えうるレベルまで来ているのは確かであるが、それにはまだ工夫が必要である。
ここでは実際にICレコーダーで録音した音声を、Googleドキュメントの音声入力を使って原稿を書いている経験を基に、高い精度で書き起こしを自動でしてくれる秘訣について紹介していこう。
実際使ってみてわかったメリット・デメリット
音声入力のメリットとデメリットを以下に挙げる。
メリット
・途方もなく時間のかかる聞き起こし作業が不要になる
・日本語を考えながら入力してくれる
・話している時間で作業が終わる
・無料
つい先日まで何万円もする音声認識ソフトを使っていたことを考えるとGoogle先生に感謝しかない。
4分の1の速度で何度も聞き直しながらやっていた作業が目の前で自動でやってくれる快感は味わってしまったらもう元に戻れない。
デメリット
・2人以上の声の認識は難しい
・基本ひとりの声
・はっきりとした声で話すのが望ましい
・さすがに句読点はない
・話し手からマイクが遠い・声質がくぐもっている・他人の声・雑踏などといった録音状態が悪いと言葉を拾えない
ここを注意すればしっかり音声入力してくれる4つのポイント
実際インタビューをする際に以下のことを心がけると、うまく音声入力ができるようになった。
- 話すのはひとり(インタビュアーは極力話さない)
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できるだけICレコーダーは話し手の近くに置く(ピンマイクを相手の胸元に付けるのが理想)
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録音は密室でノイズのない環境が望ましい
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はっきりとした口調で話してもらう
実際に音声入力を使ってみて思うこと
結論としては、PCにマイクをつないだり、スマホにGoogleドキュメントのアプリを入れて話すのがベスト。
しかし、取材の現場では難しいことが多いので、できる限り良い状態で録音することを心がけよう。
話した内容は拾ってはくれるが、まだ正しい日本語には程遠いので、改めて音声を聴きながら、音声入力をした書き起こし原稿を読んで直していく作業は必須だと思う。
この作業で必要なところと不要なところを選り分けて原稿を作っている。
ぜひ、音声入力をフルに活用して快適に書き起こしをして欲しい。
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